子供が産まれました
不妊治療を経て、2019年9月に女の子の赤ちゃんを授かりました。
今後は色々な情報や備忘録としてブログを利用したいと思います。
大福は3歳、海老は4歳になりました!
私はもう直ぐ39歳になります、、、
時の流れが余りにも速く、色々追いついていません。
妊活 〜体外授精〜 ⑤体外受精報告書をもらう
採卵当日に、21個の採卵のうち体外受精16個、顕微授精9個と聞いたはずが、、、
聞き違いなのか、全く勘違いしていたようです。
採卵後9日に体外受精報告書をもらいました。
◆体外受精報告書◆
・採卵数 23個(未熟卵:2個、変性卵:2個)
・精液所見 液量:3.0ml 運動率:31.0%
・媒精方法 cIVF(体外受精):5個 → 正常受精卵数:0個
ICSI(顕微授精):14個 → 正常受精卵数:9個
・凍結日 採卵から6日後
・凍結胚数 3個
・グレード BL-4BA、4BB、4BC
●BL-4BA:拡張期胚盤胞でICMは細胞が少なく疎でTEは細胞数が多く密に存在する
●BL-4BB:拡張期胚盤胞でICMは細胞が少なく疎でTEは細胞数が少なく疎に存在する
●BL-4BC:拡張期胚盤胞でICMは細胞が少なく疎でTEは細胞数が非常に少ない
◆グレードの表示◆
BLのレベル ー ICMの評価 ・ TEの評価
※BL :Blastocyst(胚盤胞)
※ICM:胎児になる細胞塊
※TE:胎盤になる細胞塊
<胚盤胞の評価>
BL-1:胞胚腔が50%未満の初期胚盤胞
BL-2:胞胚腔が50%以上の胚盤胞
BL-3:胞胚腔が全体に広がった胚盤胞
BL-4:胞胚腔が拡大し透明帯が薄くなった拡張期胚盤胞
BL-5:透明帯より栄養外胚葉が脱出している胚盤胞
BL-6:透明帯より栄養外胚葉が完全に脱出した胚盤胞
※胞胚腔:胞胚期に胚の内部に存在する細胞のない空間のこと
<ICMの評価>
A:細胞数が多く密である
B:細胞数が数個で疎である
C:細胞数が非常に少ない
<TEの評価>
A:細胞数が多く密である
B:細胞数が数個で疎である
C:細胞数が非常に少ない
21個の採卵をしましたが、結果凍結できたのは3個でした。
私の卵巣、頑張ったのに予想よりもとても少なく残念です。
さらには体外受精(精子ふりかけ)での受精率0%も衝撃でした。
凍結胚移植ではBL-4以上が使用可能ということで、ギリギリセーフ。。
あまり期待せず、身体の調子が戻るようにリラックスして過ごそうと思います。
妊活 〜体外授精〜 ④軽度のOHSS
卵巣刺激をショート法で行い採卵しました。
21個採ることができた代わりに、卵巣は腫れ上がっていました。
そのため新鮮胚移植はキャンセルとなりました。
採卵の当日に、痛み止めの座薬と抗生物質を処方してもらいました。
1週間程はポカリを1日1L程飲むようにとも指示されました。
もしやこれは軽くOHSSかと考えつつも、本人は呑気なものでした。
帰宅後は痛み止めが効いているのか、ご飯はモリモリ食べられました。
この調子だと採卵された痛みがピークなのだろうと思い込んでいました。
受精卵の成長を祈りつつ、無事採卵を終えて達成感でいっぱいでした。
今思えば、これが甘かったです。
翌日以降、胃痛、膨満感、頭痛、生理痛のような痛みに悩まされます。
お腹に軽く触れるとパンパンに張っていて痛みます。
起き上がって家事をしようと思いつつも、倦怠感でいっぱいです。
夕方のワンコのお散歩も、歩いていると苦しいです。
とにかく不快度MAXでの生活を強いられました。
(あっさりと家事の一切を放棄しました。 )
常にお腹がいっぱいなのに食事は喉を通ります。が、便秘してます。
ポカリもガブガブ飲まなければなりません。が、尿があまり出ません。
ムクムクと肥大化しているのがわかりました。
あっという間に体重は過去最大になりました。
採卵から9日後の内診にて『卵巣の腫れは山場を超えました』と言われました。
以下を処方されました。
◆クロミッド錠50mg 5錠
効能:排卵誘発剤
生理の5、7、9日目の朝に1錠ずつ服用
◆ユベラE 60錠
効能:血流を促進し、子宮内膜の増殖を促す
1日3回朝昼晩服用
◆ビブラマイシン 6錠
効能:抗生物質
1日2回朝晩
先生の言葉とは裏腹に、山場を全然超えた実感はなく不快度高めの日々を過ごしました。
採卵から11日後に生理が来ました。
人生最悪と言ってもいいほどの生理痛に苦しみました。
楽になったと実感したのは生理が来て4〜5日目からです。
空腹を感じ、便通も良くなり、尿もよく出るようになりました。
気分もスッキリして来た頃、お腹周りも若干ですがスッキリしました。
不快度MAX当時と比べると2kg体重が減りました。
(気分的には4kgくらい減ってるかと思ったんですが 笑)
卵巣刺激も採卵も初体験で必死だった分、痛みや苦しさに鈍感になっていたのかもしれません。冷静になって思い返すと、結構辛い体験でした。
軽度でこれなら重度のOHSSにかかってしまったら、それこそ死ぬ思いなんだろうと。考えるだけで恐ろしいです。
妊活 〜体外受精〜 ③採卵手術
初回の採卵は生理13日目でした。
連日の注射と点鼻薬から1日空けて、採卵です。
採卵の日程が決定すると、血液検査をして血液型の確認をしました。
その後看護師さんから詳細の説明を受けました。
(もちろん内診の際にも先生からお話がありますが、詳細は看護師さんが丁寧に教えてくれます。)
・当日は8:30に来院(時間厳守!)
・採卵は全身麻酔で行うこと
・前々日の夜9時で点鼻薬は終了
・前日9時以降の絶食、お水は0時までOK
・採卵当日の持ち物(同意書・生理用ショーツ・夜用ナプキン×3枚、旦那さんの精子)
※同意書は事前に提出も可能です
・メイク、ネイル(ペディキュアも)、コンタクトはNG
丁寧に説明して下さり、なんとかリラックスして採卵当日を迎えることができました。
旦那さんに早朝の採精をお願いし、自身もうっかり水を飲まないように気をつけました。
いつもは徒歩30分、電車で20分位の病院までの距離ですが、旦那さんが車を出して送ってくれました。(車では10分)
病院に到着すると、、、
通常の受診とは違う手術専用のフロアで受付をしました。
体重、血圧を測り出てきたレシートのような紙と旦那さんの精子を提出しました。
カーテンと壁に区切られた半個室の病室に通されて、手術着に着替え体温を測ります。
(まだショーツは履いててもいいと言われました)
看護師さんが体温、今日の体調、食事をしていないか等と口頭で確認します。
生理用ショーツと夜用ナプキンを提出しました。
その後貧血になっていないかの確認で採血、点滴の針を刺して横になって休みます。
(この時点でショーツを脱いだような気がします)
この時の看護師さんがすこぶる注射の上手な方で、全く痛くなくて感動しました。
しばらくすると、隣の病室の方の声や手術中の方の悲鳴が聞こえたりしてピリッとしました。
隣の病室の方は朝ごはんをうっかり食べてしまったそうです。
全身麻酔がかけられないので局所麻酔での採卵へ切り替えるというお話でした。
「全身麻酔より安くなりますか?」と質問するしっかり者のうっかりさんです。
手術後、相当痛かったらしく痛み止めの座薬を追加投入されていました。
(しかし薬が効き始めるのは30分後。。。。地獄だったね、うっかりさん 汗)
悲鳴と多少のオラオラを展開していた方もいらして、私の緊張はMAXです。
その方はしばらくして落ち着いたらしく、看護師さんに「私、夢を見てたみたいで色々言っちゃってたみたいです 照」とお話しているのが聞こえました。
そうこうしているうちに、私も呼ばれ、手術室へ歩いて行きました。
横になり、タオルをかぶせてもらい待ちます。
間も無く培養士さんがいらして、名前の確認をした後「採卵した卵子と精子の受精方法について、通常の受精(卵子に精子をかけて受精させる)か、顕微授精(ICSI)にするか希望はありますか?」と質問されました。
私は全て先生にお任せしますのでより良い方法でお願いしますと回答しました。
培養士さんが手術室から出た後、先生が到着するまで待ちます。
その間に両手と両脚を紐で縛って固定しました。
麻酔をかけている状態ですが動くと危ないからです。
看護師さん「緊張しなくても大丈夫よ、麻酔が効いてすぐ終わるからね」
私「ありがとうございます。麻酔が効いてくれて痛くないと本当にいいんですが。うわ言みたいに変なこと言わないかっていうのも心配です」
看護師さん・私「苦笑」
笑気ガスを口に当てられました。
先生がいらして『始めますよ〜』と言ってから、点滴に麻酔が入れられました。
ちょっと痺れるな〜なんて思ってたらもう寝てたと思います。
麻酔で眠っている間愛犬2匹の夢を見ていました。
ワンコを撫でてリラックスしているイメージが残っています。
ふわーっと夢を見ていたのに、遠くの方で声が聞こえました。
「大丈夫〜?立てる〜?お尻あげて〜」
のようなものだったと記憶しています。
ショーツを履かせてもらい、肩を抱えられながら最初に休んだ病室に移動していました。
「あ、終わったんだ〜。痛くない、やった!」と眠りについたのですが。
それから30分ほど経過すると、下腹部の痛みで目が覚めました。
激痛ではないにしろ、キリキリと気になる程度の痛みです。
起きているわけにもいかない、と無理やり寝ました。
2時間程休憩すると、看護師さんからトイレに行くように促されました。
尿は出ましたが血は混じっておらず、一安心です。
もし血が混ざっていた場合には抗生剤の点滴も打たなくてはならず、更に1〜2時間病室で横になっている必要があるとのことでした。
病室に戻ると、お茶とお菓子を勧められます。
食べて嘔吐しなければもう大丈夫、という目安のようです。
暖かいお茶を頂けて、ほっとしました。
その後いつもの診療フロアに行き、術後に膣に詰められたガーゼを取り除きます。
出血は予想していたより少なかったので安心しました。
今回は21個の卵胞を採取することができました。
そのため卵巣が腫れているので、新鮮胚移植はキャンセルになりました。
このまま培養して、育ったものは全て凍結胚にして次の周期以降に移植とのことです。
12個は通常の体外受精、9個は顕微授精で進めてるとお話がありました。
21個、思ったより多かったです。
お腹も痛かったのも納得しました。
その日は12時過ぎに全て終了して、タクシーで帰宅しました。
帰ってからスーパーで買った特大の鮭弁当をモリモリ食べて、寝倒しました。
妊活 〜体外授精〜 ②AMHの検査、採卵に向けて卵巣刺激開始(ショート法)
うっかり忘れていましたが、、、
オリエンテーションを受ける前になりますが、採血をしてAMH(抗ミュラー管ホルモン)の検査を受けました。
発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、待機している卵の数がどのくらいなのか数値がでて、目安とします。
私は4.57ng/mLで、だいたい35歳くらいのホルモンの値だと診断されました。
年相応ということで、安心すれば良いのか良くないのか、反応に困るところではありますが、『まぁ、大丈夫でしょう〜』との先生の言葉を信じることとしました。
それから10日後の生理27日目に治療を始めるべく、受診しました。
まずは採卵へ向けて卵巣を刺激し、複数の卵子を育てます。
※卵巣を刺激する方法には大きく分けて3つあります。
・アゴニスト法(ショート法・ロング法)
費用が高い、刺激が強く副作用の可能性もある(OHSSの可能性あり)
採卵1回あたりの妊娠率は高い
・アンタゴニスト法
アゴニスト法よりは費用は抑えられるが移植のキャンセル率がやや高い
採卵1回あたりの妊娠率はやや低い
・自然周期・クロミッド法
副作用が少なく費用も最安だが、移植のキャンセル率が高い
採卵1回あたりの妊娠率が低い
私の場合、アゴニスト法のショート法で卵巣刺激をすることとなりました。
連日の点鼻薬と注射が始まります。
2〜3日おきに内診もありました。
◆ブレセキュア(点鼻薬)
効能:排卵を抑制して卵子の熟成をサポート
1日3回朝・昼・夜 1プッシュずつ(6〜8時間毎)
生理初日〜11日目の夜まで
◆ゴナールエフ(皮下注射)
効能:卵胞刺激ホルモン製剤で、卵胞の成長を助ける
生理3日目:ゴナールエフ300 + 内診
生理4日目:ゴナールエフ300
生理5日目:ゴナールエフ225
生理6日目:ゴナールエフ150
◆HMG(筋肉注射)
効能:排卵を誘発する
生理7日目:HMG150F×2 + 内診
生理8日目:HMG150F×2
生理9日目:HMG150F
生理10日目:HMG150F + 内診
◆HCG(筋肉注射)※採卵2日前の22:30に注射
効能:排卵を促す、黄体ホルモンの補充
生理11日目:HCG5000×2
注射のみの日は即帰れますが、内診もあると結構待ち時間が長いです。
最後の注射の日に、昼間病院から電話があり『22時に病院に来られますか?』と時間の変更を言われました。行きましたが、結局注射を打ったのは22:30でした。
スケジュールの調整もあったりするので、変更はやむなしのようです。
特に予定もなかったので、対応できてよかったです。
点鼻薬の副作用はとにかく眠くなることでした。
注射の副作用は打たれている時には特に感じなかったです。
皮下注射=チクっとしてそんな痛くない。看護師さんの腕にもよる。
筋肉注射=奥にズドンと痛い。。看護師さんの腕によるかもだけどとにかく痛い。
採卵数日前から卵巣が大きくなっているのが何と無く分かり、チクチクする感じがしました。激痛ではないので気にせず過ごしていました。
内診のエコー画面を診ても丸いものが複数見えたので「育ってるんだな〜(ワクワク)」と呑気に眺めたりしていました。
初めての事だったのもあり、新鮮な体験を日々こなすという感じでした。
人工授精よりもはるかに妊娠率の高さを期待できる治療を受けられることに期待感を持って挑んでいました。
怒りを沈める方法について、、、
唐突ですが、本日大変腹の立つことがありました。
休日だったのですが、その予定もぶっ飛ぶくらいに腹が立ちました。
とてもじゃないですが一人では消化しきれず悶々としました。
そんな時、私は主人に話をします。
でも主人は純粋に話を聞いてくれるだけです。
女性は共感を求めるそうですが、漏れなく私もそうです。
話を聞いてくれるのはありがたいことなのでしょうが、それだけでは物足りないのです。
でも、そんな私に主人は言いました。
「イライラしたら負けだよ」
ごもっともです。
私は完全に同じ土俵で感情的になった相手と戦ってしまっていました。
戦ってはダメなのですね。
しかし、戦わずして相手をかわす術を知らない未熟な私です。
怒りや悲しみ、妬みや嫉みといった負の感情を一つに丸めて捨てたい。。。
そんな事を考えていたら、少しだけ怒りは薄まったような気がします。
しかしまだまだこれだけでは、休日を台無しにした程のイライラは消えません。
そんな私を見て、さらに主人は言いました。
「この2kgのダンベルを両手に持って筋トレしなさい。はい、30回の3セットね。」
もうヤケクソだーい、やってみるかとダンベルを手に取りました。
しかしこれが、きついのです。ホントにきつい。汗!
ぐっと歯を食いしばり、ヒーヒー言いながらやりました。
そして、その筋トレが終わった時、面白いほどに気持ちがスッキリしていました。
筋トレはメンタルトレーニングにも効く。
噂には聞いていましたが、身をもって経験いたしました。
イライラする可能性のある限り、続けようと思います。
負の感情も取り除けて、筋肉も育てられて一石二鳥とはこの事です!
妊活 〜体外受精〜 ①オリエンテーションへ行く
人工授精を6回チャレンジしましたが赤ちゃんを授かることはできませんでした。
2年という時間が過ぎていき、35歳で始めた不妊治療でしたがもう37歳になりました。
私も主人も2年前とは状況が違うことを痛感します。
人工授精のキャンセルと同時に体外受精へのステップアップを勧められました。
私は主人の精子が少ない事に腹が立ち、いつもダラダラと長湯に浸かっている事を責め、2〜3日禁欲した新鮮なものを提出したのかなど、今思えばとてもひどい言葉を投げました。
そして病院の待合室のソファーに座りながら勝手に途方に暮れていたのですが、
主人は『体外受精も1回くらい挑戦してみる?』と、前向きに捉えてくれました。
さらには泌尿器科の受診も始めると言ってくれました。
(この時はクリニックの待合室でLINEでやりとりしていました)
私が通うクリニックでは、体外受精の治療に入る前にオリエンテーションを受けることになっており、約1ヶ月後のオリエンテーションに予約しました。
オリエンテーション当日、会場に到着すると資料を手渡され、席に通されました。
40〜50組の夫婦が既に会場におり、満席とのこと。
オリエンテーションは3時間程です。
手元の資料とスクリーンのスライドを見ながら説明を聞く感じで進行します。
最初培養士さんから説明があり、休憩を挟んで看護師さんや受付の方のお話、最後に院長先生からのお話がありました。
妊娠成立の仕組み、採卵方法、精子の濃縮、受精卵の培養、移植について丁寧にお話がありました。もちろんOHSSの説明もありました。
実際に採卵までのスケジュール感の説明もありイメージしやすかったです。
院長先生のお話は、静かで優しい口調ながらも熱意を感じさせるものでした。
最新の不妊治療の動向を語りつつも、
『不妊治療は女性への負担がどうしても大きいものなので、旦那さんはぜひ奥さんのお話を聞いたり、一緒にリフレッシュしたりとサポートしてください』
という言葉もありました。
忙しい先生なので、受診した時には私はあまり質問ができないでいます。
こうしてお話を聞けるのはとてもいい機会だったと思います。
とにかく挑戦してみよう、という気持ちでオリエンテーションを終えました。
不妊治療にかかるということは、医療の可能性を信じることです。
子供が授かるかどうかに絶対はなく、今も全ては神のみぞ知る領域です。
経済的にそんなに余裕もないので、何度もとはいかないけれど
一緒に信じて挑戦してくれる伴侶がいることに感謝しました。
同時に今までのひどい自分を懺悔いたしました。。。。(夫よ、すまない 汗)