にひきとふたり

日々の生活をゆるく綴っていきます

妊活 〜体外受精〜 ③採卵手術

初回の採卵は生理13日目でした。

連日の注射と点鼻薬から1日空けて、採卵です。

 

採卵の日程が決定すると、血液検査をして血液型の確認をしました。

その後看護師さんから詳細の説明を受けました。

(もちろん内診の際にも先生からお話がありますが、詳細は看護師さんが丁寧に教えてくれます。)

 

・当日は8:30に来院(時間厳守!)

・採卵は全身麻酔で行うこと

・前々日の夜9時で点鼻薬は終了

・前日9時以降の絶食、お水は0時までOK

・採卵当日の持ち物(同意書・生理用ショーツ・夜用ナプキン×3枚、旦那さんの精子)

 ※同意書は事前に提出も可能です

・メイク、ネイル(ペディキュアも)、コンタクトはNG

 

丁寧に説明して下さり、なんとかリラックスして採卵当日を迎えることができました。

旦那さんに早朝の採精をお願いし、自身もうっかり水を飲まないように気をつけました。

いつもは徒歩30分、電車で20分位の病院までの距離ですが、旦那さんが車を出して送ってくれました。(車では10分)

 

病院に到着すると、、、

通常の受診とは違う手術専用のフロアで受付をしました。

体重、血圧を測り出てきたレシートのような紙と旦那さんの精子を提出しました。

 

カーテンと壁に区切られた半個室の病室に通されて、手術着に着替え体温を測ります。

(まだショーツは履いててもいいと言われました)

看護師さんが体温、今日の体調、食事をしていないか等と口頭で確認します。

生理用ショーツと夜用ナプキンを提出しました。

その後貧血になっていないかの確認で採血、点滴の針を刺して横になって休みます。

(この時点でショーツを脱いだような気がします)

この時の看護師さんがすこぶる注射の上手な方で、全く痛くなくて感動しました。

 

しばらくすると、隣の病室の方の声や手術中の方の悲鳴が聞こえたりしてピリッとしました。

 

隣の病室の方は朝ごはんをうっかり食べてしまったそうです。

全身麻酔がかけられないので局所麻酔での採卵へ切り替えるというお話でした。

「全身麻酔より安くなりますか?」と質問するしっかり者のうっかりさんです。

手術後、相当痛かったらしく痛み止めの座薬を追加投入されていました。

(しかし薬が効き始めるのは30分後。。。。地獄だったね、うっかりさん 汗)

 

悲鳴と多少のオラオラを展開していた方もいらして、私の緊張はMAXです。

その方はしばらくして落ち着いたらしく、看護師さんに「私、夢を見てたみたいで色々言っちゃってたみたいです 照」とお話しているのが聞こえました。

 

そうこうしているうちに、私も呼ばれ、手術室へ歩いて行きました。

横になり、タオルをかぶせてもらい待ちます。

間も無く培養士さんがいらして、名前の確認をした後「採卵した卵子と精子の受精方法について、通常の受精(卵子に精子をかけて受精させる)か、顕微授精(ICSI)にするか希望はありますか?」と質問されました。

私は全て先生にお任せしますのでより良い方法でお願いしますと回答しました。

 

培養士さんが手術室から出た後、先生が到着するまで待ちます。

その間に両手と両脚を紐で縛って固定しました。

麻酔をかけている状態ですが動くと危ないからです。

 

看護師さん「緊張しなくても大丈夫よ、麻酔が効いてすぐ終わるからね」

 

私「ありがとうございます。麻酔が効いてくれて痛くないと本当にいいんですが。うわ言みたいに変なこと言わないかっていうのも心配です」

 

看護師さん・私「苦笑」

 

笑気ガスを口に当てられました。

先生がいらして『始めますよ〜』と言ってから、点滴に麻酔が入れられました。

ちょっと痺れるな〜なんて思ってたらもう寝てたと思います。

麻酔で眠っている間愛犬2匹の夢を見ていました。

ワンコを撫でてリラックスしているイメージが残っています。 

ふわーっと夢を見ていたのに、遠くの方で声が聞こえました。

「大丈夫〜?立てる〜?お尻あげて〜」

のようなものだったと記憶しています。

ショーツを履かせてもらい、肩を抱えられながら最初に休んだ病室に移動していました。

「あ、終わったんだ〜。痛くない、やった!」と眠りについたのですが。

それから30分ほど経過すると、下腹部の痛みで目が覚めました。

激痛ではないにしろ、キリキリと気になる程度の痛みです。

起きているわけにもいかない、と無理やり寝ました。

 

2時間程休憩すると、看護師さんからトイレに行くように促されました。

尿は出ましたが血は混じっておらず、一安心です。

もし血が混ざっていた場合には抗生剤の点滴も打たなくてはならず、更に1〜2時間病室で横になっている必要があるとのことでした。

 

病室に戻ると、お茶とお菓子を勧められます。

食べて嘔吐しなければもう大丈夫、という目安のようです。

暖かいお茶を頂けて、ほっとしました。

 

その後いつもの診療フロアに行き、術後に膣に詰められたガーゼを取り除きます。

出血は予想していたより少なかったので安心しました。

 

今回は21個の卵胞を採取することができました。

そのため卵巣が腫れているので、新鮮胚移植はキャンセルになりました。

このまま培養して、育ったものは全て凍結胚にして次の周期以降に移植とのことです。

12個は通常の体外受精、9個は顕微授精で進めてるとお話がありました。

 

21個、思ったより多かったです。

お腹も痛かったのも納得しました。

 

その日は12時過ぎに全て終了して、タクシーで帰宅しました。

帰ってからスーパーで買った特大の鮭弁当をモリモリ食べて、寝倒しました。